1985年、昭和60年。日本では、科学万博つくば博が開催、そして東北新幹線が上野・大宮間開通となり、青函トンネルの本抗が貫通するという、時代が前に前にと進んでいる時に、弊社会長である菊池久男は、仲間を募りこのキクホーを立ち上げました。日本の経済背景は、GDP世界第2位というバブル経済の絶頂期でもありました。
昭和から平成へと時代は移り、やがてバブル崩壊を迎え、日本は長期にわたる非常に苦しい時代を迎えました。
そういう中で、キクホーが、変わらずに守り続けてきたものが、「ものづくり」「ひとづくり」の信念です。
私が、代を受け継ぎ、時代は平成から令和に変わりました。半導体業界も荒波のごとく変動の波を受けておりますが、社員ひとりひとりの「技術への向上心」と、共にものづくりを進める「信頼関係」をより一層大切にすることこそ、このキクホーの理念であり、継続可能な社会づくりへと進める一つの指標であると思っております。
キクホーの品質は、「ひとづくり」から。
妥協を許さず、お互いに意見を言える信頼関係こそ、お客様の多様なニーズに応える力となることを確信し、社員と共に更なる向上を図って参りたいと思います。
代表取締役 菊池 和臣
エピソード
令和3年の春、会社の排水溝からピヨピヨとたくさんの雛の鳴き声が聞こえていました。覗いてみると、なんと、かるがもの雛が排水溝からでれなくて鳴いているのでした。呼びかけに、手の空いている社員が集まり、かるがも親子の救出劇が始まりました。無事救出して、かるがも親子を近くの田圃へと離してあげた社員の表情は、みな笑顔となり、それぞれの持ち場に戻っていく姿がとても誇らしく見えました。
※下の動画はその時の様子です。